地中海沿岸のぶどう、「マルバシア」100%を使った珍しい辛口の泡
〜イビサワイン初の快挙 2015年スペイン最高の「泡」に選ばれる〜
全スペイン462銘柄の中から選ばれ大きなニュースになっています
「甘口タイプ」のワインを作ることが多いマルバシアだけを使って、
豊かな香りをそのままに、すっきりとした辛口のスパークリングワインを作りました。
※「ブリュット・ナチュレ」とは加糖を一切行っていないという意味です。
底にかけて太くなっているボトル、海底の化石をイメージさせるラベル。
シンプルながら印象的なデザインです。
グレープフルーツや完熟レモン、はちみつのような華やかな香り
グレープフルーツの皮をむいた時のような、ほろ苦い味わい
そして舌にフィットするような優しい泡が食欲を刺激します。
カンリッチの女性醸造家は大学院で「泡」の研究も行っており、
わかりやすい「炭酸」ではなく、「舌にフィットするきめ細やかな泡」を生み出しています。
泡立ちを楽しむのではなく、泡をプラスすることで、
よりワインの香り、味わいを長く楽しめるようにしています。
炭酸の気圧はやや控えめですが、「泡立ちの強さ」を楽しむというより、
その味わい、豊かな香りを楽しむにはちょうどよい気圧に計算されています。
スペインのワイン法でDO(原産地呼称)に認められているカバ。
ワインに詳しい方は「スペインのスパークリングワイン=カバ」
と思われている方も多いと思いますが、実は違います。
カバの認定をとるには、品種や製法、熟成規定が厳密に決められています。
カンリッチはカバに認められていない「マルバシア」という土着の品種にこだわったため、
これはカバではなく「エスプモソ(スペイン語でスパークリングワイン)」です。
ワイン法では、DOではないため、格下の「テーブルワイン」扱いになってしまい、
ビンテージの表記ができない、州政府認定のマークがつかないなど、
単純に「売る」という目的では非常に不利になります。
(日本の通関作業も大変でした)
しかし、イビサワインの歴史や個性を大切にするカンリッチは、
この地方の白ぶどうの中で最も伝統的な品種の個性を活かすことに決めました。
使っているマルバシアは州政府認定の「有機農法」で丁寧に育てられた自社所有畑の葡萄。
乾杯やギフトに最適なスパークリングワインとして、
こだわり抜いた最高の「エスプモソ」といえるでしょう
使用品種 :マルバシア100%
生産年 :2012年
アルコール度数:13%