「シェンゲンの精神」という名を持つクレマン(シャンパーニュ製法で作られるスパークリングワイン)。
シェンゲンは小さな町ですが、ヨーロッパ圏の人々が自由に国境を超えて移動できるようになった「シェンゲン協定」が結ばれた町として大変有名です。
この協定はフランス、ドイツそしてベネルクス3国(ルクセンブルク、オランダ、ベルギー)の5か国により、1985年6月14日にルクセンブルクのシェンゲン付近を流れるモーゼル川に投錨していたプランセス・マリー=アストリ号で結ばれました。
大国の間に位置し、ときに激しい戦争に巻き込まれたエリアだからこそ。
「シェンゲンの精神」、素晴らしい名前のワインです。
色調はやや濃いめの黄金色、泡立ちもしっかりとしています。
瓶内二次発酵後、熟成期間は24ヶ月とシャンパーニュに匹敵する長期熟成。
ナッツやイーストのニュアンスもあるが、ドザージュは少なく、
甘さをほとんど感じない辛口の仕上がり
複雑味があり、ドライでシャンパーニュ愛好家にも好まれるクレマンです。